浦島太郎。

明日ついに地球に帰還します。

長い旅路を終えて久々の地球。

乗組員達は明日1日をどう過ごすのでしょうか。

さて、ここまで『?』が頭に連なっているでしょう。

明日地球に帰還するのは火星探査機でも宇宙ステーションへ行っていたクルーでもありません。

14万8,000光年を往復する宇宙戦艦ヤマトです。

2199年12月8日、イスカンダルから帰還を果たす宇宙戦艦ヤマトです。

まぁそういうことらしいのです。

さて、もちろんこれはフィクションの話なので宇宙戦艦ヤマトのこととは別と考えて、もしものすごいスピードで宇宙旅行をしてきたらどうなるのでしょうか。

まず設定ですが、ある程度宇宙戦艦ヤマトに則ってみます。

宇宙旅行の期間はヤマトと同じ1年間。

そして長い長い距離を旅行をしたいので、宇宙船のスピードは宇宙でもっとも速いとされる《光》に限りなく近いスピードの宇宙船を選びました。

そのスピードは光速の99.99%。すなわち1秒間に299,762.478km進むことにします。

宇宙旅行の距離ですが、1秒間に299,762.478km進むということは1年間で約9,460,000,000,000km進みます。

さて、ここまでつらつらと述べてきましたが、設定はこれでいいとして、この宇宙船に乗って宇宙旅行をした場合どうなるのでしょうか。

むしろ何か問題があるのでしょうか?

ただ単純にこの距離を旅をして地球に戻ってくる、これだけのことではないのでしょうか。

実は•••こんな宇宙船に乗って優雅に1年間も宇宙旅行をしていると大変なことになってしまいます。

結果だけを述べます。

まず、あなたのご両親はもうすでに亡くなっていることでしょう。

それどころかあなたのご友人は皆高齢となっておりはたして何人がご健在なのか。

というのも、限りなく光速に近いスピードで1年間移動し続けると、止まっている人との間に約70年もの誤差が生じてしまうのです。

あなたが船内で経過した1年という時間は地球上では70年もの時間を経過しているのです。

宇宙旅行•••気をつけましょう。

そしてヤマトの組員達。

明日あなた達が目にする地球は本当にあなた達の知っている地球ですか?