珊瑚を傷付けたのは誰。

今から28年前の今日4/20、沖縄県の西表島の珊瑚に落書きがされるという事件が発生しました。

この事件の発端は朝日新聞社のカメラマンが『K・Y』と落書きされた珊瑚を写真とともに以下の記事を新聞に掲載したことから始まる。

「サンゴ汚したK・Yってだれだ」
これは一体なんのつもりだろう。(中略)「K・Y」のイニシャルを見つけたとき、しばし言葉を失った。(中略)日本人は、落書きにかけては今や世界に冠たる民族かもしれない。だけどこれは、将来の人たちが見たら、八〇年代日本人の記念碑になるに違いない。精神の貧困の、すさんだ心の……。 にしても「K・Y」ってだれだ。

この記事を読んだ地元ダイバー達は、皆口を揃えて“珊瑚に傷はなかった。これは取材者によるものではないのか”と新聞社に抗議したがまともに取り合ってくれず事件の真相は分からずのまま有耶無耶にされてしまう。

しかし最終的にどうなったかというとその記者は自分が珊瑚に落書きをしたことを認め懲戒解雇。

さらに朝日新聞社長も引責辞任に追い込まれることに。

そして朝日新聞社最高幹部が沖縄県庁に謝罪をしに行ったところで事態は収拾した。

この事件を機にマスコミのコンプライアンスを問われることが増え、今日ではマスコミのことを“マスゴミ”という蔑称で呼ばれるまでその品位は落ちてしまったように感じます。

今世間では九州地方で起こった大地震でニュースは持ちきりですが、現地で取材をするマスコミに対する苦情や批難が後を絶ちません。

”を伝える非常に大切なお仕事だということは理解しております。

ただそこにマスコミ各社の不毛な争いは必要でしょうか。

町内の緊急放送での支援物資の受け取り場所が低空飛行するヘリの音で聞こえなかったという話を耳にしました。

被災者の方々の“”を少しないがしろにしてはいないでしょうか。