月別アーカイブ: 2021年8月

耐え難きを耐え、忍び難きを忍び。

明日8月15日は終戦記念日でございます。

今から76年前に日本は太平洋戦争に敗れ、ポツダム宣言を受諾することになりました。

日本にとっては大きな転換期であり、帝国主義からの脱却のきっかけにもなりました。

さりとて、ポツダム宣言とはどういった内容だったのでしょうか?

イメージでは第一次世界大戦でドイツが課せられた何千億円もの賠償金のようなことを想像してしまいますがいかほど・・・


1.
我々合衆国大統領、中華民国政府主席、及び英国総理大臣は、我々の数億の国民を代表し協議の上、日本国に対し戦争を終結する機会を与えることで一致した。

2.
3ヶ国の軍隊は増強を受け、日本に最後の打撃を加える用意を既に整えた。この軍事力は、日本国の抵抗が止まるまで、同国に対する戦争を遂行する一切の連合国の決意により支持され且つ鼓舞される。

3.
世界の自由な人民に支持されたこの軍事力行使は、ナチス・ドイツに対して適用された場合にドイツとドイツ軍に完全に破壊をもたらしたことが示すように、日本と日本軍が完全に壊滅することを意味する。

4.
日本が、無分別な打算により自国を滅亡の淵に追い詰めた軍国主義者の指導を引き続き受けるか、それとも理性の道を歩むかを選ぶべき時が到来したのだ。

5.
我々の条件は以下の条文で示すとおりであり、これについては譲歩せず、我々がここから外れることも又ない。執行の遅れは認めない。

6.
日本国民を欺いて世界征服に乗り出す過ちを犯させた勢力を永久に除去する。無責任な軍国主義が世界から駆逐されるまでは、平和と安全と正義の新秩序も現れ得ないからである。

7.
第6条の新秩序が確立され、戦争能力が失われたことが確認される時までは、我々の指示する基本的目的の達成を確保するため、日本国領域内の諸地点は占領されるべきものとする。

8.
カイロ宣言の条項は履行されるべきであり、又日本国の主権は本州、北海道、九州及び四国ならびに我々の決定する諸小島に限られなければならない。

9.
日本軍は武装解除された後、各自の家庭に帰り平和・生産的に生活出来る機会を与えられる。

10.
我々の意志は日本人を民族として奴隷化し、また日本国民を滅亡させようとするものではないが、日本における捕虜虐待を含む一切の戦争犯罪人は処罰されるべきである。日本政府は日本国国民における民主主義的傾向の復活を強化し、これを妨げるあらゆる障碍は排除するべきであり、言論、宗教及び思想の自由並びに基本的人権の尊重は確立されるべきである。

11.
日本は経済復興し、課された賠償の義務を履行するための生産手段、戦争と再軍備に関わらないものが保有出来る。また将来的には国際貿易に復帰が許可される。

12.
日本国国民が自由に表明した意志による平和的傾向の責任ある政府の樹立を求める。この項目並びにすでに記載した条件が達成された場合に占領軍は撤退するべきである。

13.
我々は日本政府が全日本軍の即時無条件降伏を宣言し、またその行動について日本政府が十分に保障することを求める。これ以外の選択肢は迅速且つ完全なる壊滅があるのみである。

なるほどなるほど。
内容を読む限り非常に人道的且つ日本の今後の発展を望むようなそんな内容ですね。

もし日本がこれ以上戦う姿勢を見せるのなら日本が壊滅的な状況になろうとも攻撃を止めることはない。
ただ、もし降参をするのなら日本に対して一切の賠償を課すこともなく、今後日本の平和と発展のために力を貸しましょう。
そして日本に平和が訪れた際には我々はそれをもって撤退をすることを約束しましょう。
ただ、その中で戦争犯罪人に関しては処罰は受けてもらう必要がある。

後に昭和天皇が、自分の身に関しては連合国のいかなる処罰も受けるが家臣含め国民の生活と命だけは保障してほしいとの申し出があり、それに感銘を受けたGHQマッカーサーが1人の人間として昭和天皇に敬意を払ったというのも、このポツダム宣言の無条件降伏という内容に対する連合国側の恩に報いる気持ちの表れだったかもしれないですね。